こころみ学園とココ・ファーム・ワイナリーの障がい者支援施設がつくるデフレ時代に負けないワイン
kobo本「命を奪う「激安」社会 デフレに立ち向かえ!」の中で、
デフレ対策の一例として語られていたのが、
こころみ学園という障がい者支援施設がつくり販売している、
自家製ワインのお話で、1本5000円前後で販売されているものもあるそう。
ただそれ以上のことが書かれていなかったので調べてみた。
わかりやすかったのがこちらの、
「今 これを読め - こころみ学園 奇蹟のワイン」という、
こころみ学園について紹介されている本の紹介ページ。
冒頭のパートを抜粋。
21世紀を目前に控えた2000年7月21日から3日間、沖縄県名護市で九州・沖縄サミット首脳会合が開かれた。さしたる成果は残さなかったサミットだったが、はからずも日本のあるワイン醸造場を世に知らしめることとなった。「現代の名工」となったソムリエ 田崎 真也がサミットの首脳晩餐会の乾杯用に選んだワインは、栃木県足利市にある「ココ・ファーム・ワイナリー」で作られたスパークリング・ワイン(シャンパン方式のワイン)「グランNOVO(ノボ)」。このワイナリーは知的障害者の自立を促す施設、「こころみ学園」を母体として生まれ、多くの情熱の出会いと、ワインづくりに携わる全員が「品質」という尺度だけをめざし丹念に時間を傾け続けている場だ。サミットで首脳たちが飲み干したグラスが胸元におりたその時が、「福祉」やお情けではなく「品質」で評価されるワイン作りが認められた瞬間だった。果実酒醸造免許を申請して20年、初めてワインを醸造してからも16年の歳月がたっていた。
品質が良い、というだけでなく、
こういうストーリー性があることが、
「買いたい」って気持ちにさせられちゃいますね。
普段ワインをあんまり飲まないのですが、
今度何かの機会があれば買ってみようと思います。
楽天にたくさん売ってました。
こころぜ [2011] ココ・ファーム・ワイナリー |