帝国ホテルが産んだ「バイキング」という食文化(及び、よく分からない和製英語の誕生)
バイキングは、いわゆる食べ放題形式、
ビュフェ的な食べ物を全般を指す言葉ですが、
ご存知のように完全なる和製英語なわけです。
で、帝国ホテルが作った、というところまでは存じ上げてましたが、
wikipediaに載っていた経緯が面白かったのです。
北欧のレストランの真似をしたことが始まりで、
北欧=バイキングというわかりやすさと、
当時流行っていた映画「バイキング」の食事シーンが豪快だったから、
という理由らしいです。
下記がwikipediaに載ってる全文です。
ブッフェスタイルの食事は、日本では帝国ホテルが初めて取り入れた。
1957年(昭和32年)、当時の支配人犬丸徹三が北欧で体験した料理、スモーガスボードがそのヒント。犬丸は内容的に「これはいける」と確信、当時パリのリッツ・ホテルで研修中で後に帝国ホテル第十一代総料理長となる村上信夫に料理内容の研究を指示した。一方その名称が非常に言いにくく馴染みが無いものだったため、新名称を社内公募した。その結果「北欧と言えばバイキング」という発想と、当時帝国ホテル脇の日比谷映画で上映されていた『バイキング』(1958)という映画の中の豪快な食事シーンが印象的だったことから、これを「バイキング」と名付けることに決定、「バイキングレストラン」を1958年(昭和33年)にオープンした。このレストランは大変好評を博しバイキングはブッフェレストランの代名詞となった。新本館17階に、「インペリアルバイキング サール」の名で現存する。
それが今や日本中誰でも知る名前になるなんて、
当時名づけた人は想像もしなかったでしょうね。
ネーミングの大切さを思い知らされた気がします(違。
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